「ははっ」



おれは、そんな凛に思わず吹き出してしまった。




「何を笑ってんだ」


「べっつにー?」



なんか、いつも負けっぱなしだけど、今回は勝った?


なーんて些細な優越感に浸ってみたりして。




「と、とにかく!あんまり軽はずみなこと言うなよ。じゃないと・・・・・・」



「じゃないと?」





「・・・・・・犯すぞ?」




おか?!!




「ばっ!お前、またそんなことをっ!!」



「はは。じゃあな、流架」




そう言って、笑いながら凛は帰って行った。



ったく、あいつは~!!



エロいことしか頭にねぇのか?!



なんてことを呟きながらおれも家に入った。



さて、今日の夕飯は何にしようかな?



未有もまだテレビ見てるし。




たしか、じゃがいもと肉が残っていたから、肉じゃが
でもつくろうかな~。



あとは~、テキトーになにか作るか。



時間も時間だし、早く作らないとな。



キッチンに向かい、冷蔵庫をあさっていると、部屋にインターホンの音が鳴り響いた