鋭い目つきでおれを見つめたまま凛は言った。




「相手が俺じゃなくてもお前はいいのか?」



「そ、んなわけねぇだろ!!お前以外の男と誰が好き好んでキスなんかするかっ」




おれはそんなアバズレじゃねぇ!!


って、今の熱烈告白?!




「ならなんで・・・・・・」



え?



あ、もしかして。

さっき言った勉強のことか?




「誰でもいいって言ったの、気にしてたのか?」



だから、さっき冷たい空気が?



おれは伺うように凛に聞いてみる。



すると・・・・・・、



「・・・・・・お前にとってその程度だったんだな」



と、凛は少し淋しそうに言った。


うわー。
なんか、こいつ・・・・・・。



かわいいところもあるんだー。