「なんの補習だったのですか?」



園を出て家までの帰り道、凛が聞いてきた。




「・・・・・・英語」



「苦手なのですか?」



「・・・・・・」





頼むからそれ以上は突っ込まないでくれ。



「今度時間のある日に勉強を教えて差し上げましょうか?」



「え?ほんと?」



「はい。僕でよければ」



「教えてくれるなら誰でもいいよっ!
学校の先生は嫌だけど」


「誰でも、ね・・・・・・」




え?なに?

なんで今冷たい空気が・・・・・・?




ま、いっか。