おれは、光輝と大介には本当のことを言っておこうと思い、
凛とのことを話した。



「えぇ?!
おま・・・っ、本気かよ?」



まず大介が驚いて、声を上げる。



「うん、まあな」



「うわ~、まさか流架がなぁ・・・」



大介は変に納得したように、腕を組んで頷き始めた。




光輝は・・・?



光輝の反応も気になり、視線を移すと・・・。





「・・・・・・?光輝?どした?大丈夫か?」




「・・・・・・」



光輝は、黙ったまま怖い顔をして一点を見つめていた。



「おーい?」




「・・・・・・帰るぞ」


おれの声に反応したかと思うと、光輝は鞄を持ってドアへと向かっていた。