あーあ、
またこいつと一緒に帰る日が来るとはなぁ・・・。




そういえば・・・、
おれと凛は保護者と保育者の関係。



それなのに、こんな風に毎日(・・・っつっても、しばらくは一緒じゃなかったけど)一緒に帰ってていいのか・・・?




もしバレたら・・・?





「・・・ん、流架くん?」




「へ・・・?え、あっ、なに?!」




やべっ、ボーっとしてた。




「大丈夫ですか?やはり、具合が・・・」



「なんでもないんですっ!
お、おれのことは気にしないでくださいっ!」




「でも、なんだか顔も赤いし、未有ちゃんも熱を出したばかりですからね。
気をつけてくださいね?」



「お、おぅっ」




そう明るく答えてみたものの、バレたら・・・という考えが、
なんとなくおれの中で引っかかっていた。