次の日、未有は凛の助けのおかげで熱も下がり、
元気になったが様子を見るために保育園を休ませた。



さすがに一人にしていくわけにはいかず、
おれも学校を休み、未有と一緒に家で過ごした。



そして火曜日。



一日熱も上がることなくすっかり元気になった未有は、
保育園に行くと騒ぎ、今日からまた登園することになった。



今までは普通に通っていた保育園だけど、なんだか緊張してしまう。





園につくと、凛は笑顔で迎えてくれた。




「おはようございます。熱は下がったのですか?」




「うんっ!みゆもうとってもげんき!!」


「そうですか、それはよかった」




凛も足に絡みつく未有の頭を撫でながら、笑っている。




そしてすぐに未有から視線を上げ、その瞳はおれを捕らえた。



「あ、おはようございます・・・」



って、おれなんで今更緊張してんの?!