「ばか。未有が起きるだろ」



「あ」



そうだ、隣には未有が寝ていたんだ。




「って、あれ?」



そういえば、おれちゃんと服着てる?




ほとんど脱がされていたはずなのに……。



体に触れながら、不思議に思っていると、



「ああ、服ならおれが着せておいた」



「そうなんですか、
それはどーも……って、ちがーうっ!!」



うあぁああ!

おれは、なんてことをしてしまったんだっ。



男の……、
しかも未有の担任とっ。



「ったく、今更なにを悩んでるんだ。
ヤッちまったもんはしかたねぇだろ」



「でも……!」




「それとも、嫌だったのか?」




「あ……」



不意に悲しそうな表情を見せた先生に、
ドキンと胸が高鳴った。




正直、びっくりしたけど……。



嫌ではなかった……




……と思う。


それに、悔しいけど、
おれは先生のことが好き……だもんな。