首をぶんぶん振りながら、
アンバランスな状態で逃げようと体をよじる。




でも、先生に足を抱えられているためそれもままならない。




「ちっ。仕方ねぇな」




先生は、抵抗をやめようとしないおれの足を抱えなおすと、
恐怖心ですっかり縮こまってしまったおれの中心に手を伸ばし、
そのままそれを扱き始めた。




「あっ」
不意打ちの愛撫に、おれは思わず高い声を上げる。




「あっ、あぁっ」



それに気を良くしたのか、先生は後ろで繋がったまま愛撫する手を更に早めてきた。



すると、次第に痛みと恐怖しか感じなかった体に、
別の感情が芽生えてくる。




「は、ぁっん、あぁっ」




おれの口から漏れる声は、
悲鳴から喘ぎに変わり、再び中心に熱がこもる。



「いいか、流架。
意識をこっちに集中させて、
大きく息を吸って力を抜くんだ」