「はぁっ、はぁ……っ」


絶頂後の脱力感から、
四肢を投げ出しながら呼吸を整える。




「どうだ?気持ちよかったか?」



先生はそんなおれに問いかけてきた。



「う、ん……」




ボーっとした頭で素直に応える。




「やけに素直だな。
もっと気持ちいいことしてやろうか?」




「え……?もっと……って?」




他になにかあるの?




「流架、後ろ向いて腰を高く上げて」




「え……、こう……?」




これから何が起きるかわからず、言われるままに後ろを向いて、腰だけを持ち上げる。




でも、よくよく考えると今おれが身に着けているものはほとんどなくて、
かろうじて腕にはだけたシャツが絡まっているだけ。




つまり、先生から見たら、おれの尻が丸見えだった。