そして、すっかり3人で一緒に帰るのが日課となってしまったある日のこと―――。



その日もやっぱり園の外には綾瀬が立っていて、一緒に帰ることとなった。





しかし、今日はいつもと違く、2人で帰るハメに…。





なぜそんなことになったかというと、それはほんの数分前のこと―――




未有のクラスに行くと…。



「あれぇ?おにいちゃん?
なんできたのー?」




「は?
なんでって、迎えに来たに決まってんだろ」




「えー?!
だって、きょうはまきちゃんのおうちに
おとまりするっていったじゃんー!」




「へ?!」