「な、なんかってなんだよ……」

光輝は探るように、大介の方に身を乗り出している。

ひいぃいっ
もういいっ！もういいからその話題はやめてくれー！

バレないか内心ハラハラしていると……

「さあ？
そんなのは知らないよ」

は!?
なんだよそれ！びっくりさせんなよ!!

「でも流架、実際のとこどうなんだよ？
ナンかあったの？」

「は!?
ね、ねぇ！ねえよ！
なんにもない！お、おれは至ってフツーだ！」

「はあ？
誰もお前が変だなんて言ってねぇだろ
･･･なーんか怪しいなぁ」

「あ、怪しくない、怪しくない！」

あ、あぶない……。
墓穴掘るとこだった。

「流架、本当になんにもなかったのか？」

大介の次は光輝……
あ"ーっ、次から次へと～っ

「ないってば！
疑い深いなぁ、お前らは！」

……うそだけど。

「そっか、よかった」

「へ？なんで？」

「あ……いや、それは･･･」

今度は光輝がうろたえてる。 どうしたんだ？

「流架になんかあったら大変だもんなぁ、光輝！」

「バ……！大介!!」

「え？」

何でおれになんかあると、光輝が大変なんだ･･･？

あ、そっか！