「流架、帰ろうぜー」

「おう!」


無事に授業も終え、約束どおりおれんちに行くためおれたちは一緒に学校を出た。


「いやー、俺保育園なんて初めてだなー」


……なぜか大介も一緒に。

事情を話したら俺も!ってうるさかったから一緒に連れてきたんだ。

ま、大勢いたほうが楽しいし、いいよな。


そして保育園に着き、未有も迎えに行って園を出ると…。


「……」

「……」


おれと光輝と大介と……凛の間にかなり気まずーい空気が流れる。


あちゃー。

やっぱり会っちゃったかー。


「……流架くん。
なんで彼がここにいるんですか?」


しかも凛のヤツ、結構怒ってるし。

しばらく凛と光輝のにらみ合いが続いたかと思うと、凛の矛先がおれの方へ…。


「あー…っと、おれんちに来る約束したから?」

「……」