「そうですっ!
流架くんはこの保育園のマスコットです!」

「ます……っ!?」


なんだそれっ!?

おれって、そんな風に思われてたのかよっ!?

「くすくす」

「こらっ、凛!!お前、なに笑ってやがるっ!」


隣では凛が分からないように笑ってやがるし……!


「いえ……、そのものだなと思いまして」


「お前、おれに対してものすごく失礼だぞ!?」


それでも凛は笑う事を辞めない。


全く!!
なんて失礼なんだっ!


「……っ、とにかく!
どちらかに辞めてもらうと言うのでしたら、私たちは……!」

おれたちのやり取りで、笑顔になったお母さんたちもまたすぐに、おっさんに向き直り強気で抗議した。


そして全て言い終える前に、園長が口を開いた。