「ひ……っ!ちょっ、やだ……っ!!」

そして何の躊躇いもなく、その小さなすぼまりに指を突っ込まれる。

「キツイな。 ココは弄られてないのか?」

「そ、こは何もされてないからっ、指、抜けよ……っ!」

これ以上悪戯されては耐えられないと、正直にことを伝えたのに……。

「万が一、ということもあるからな。
念には念を、ってやつだ」

「!?」

なにが万が一、だ!!
そんなことで嘘ついてどーすんだよ!?

「ひゃっ……っぁあ!!」

そんなことを思っている間にみ、指はどんどん増やされ、いつの間にか3本もの指を銜え込んでいた。

ゆっくりと出し入れを繰り返され、時々身体にまとわりついている水滴が流れ込み、内部に変な感覚を生み出す。

「い……っぁああぁっ」

いくら水分が流れ込んでくるとはいえ、滑りがよくなるほどの水分はなく、注挿を繰り返される度、鈍い痛みが伴う。

「きついな。でも……」

「ぁ……っ」

「これで滑りがよくなるだろ」

いったん指を引き抜かれ、安堵したのも束の間、すぐにまた3本の指を挿入される。

――今度は、ボディソープと共に。

はじめは滑りが悪かったそこも、ソープのぬめりを借りてスムーズになる。

すると、凛はそれに連動するように指を動かすスピードを早め、中では3本の指をそれぞ
れバラバラに動かしおれを攻め立てた。

「ぁっ、あっ……や、ぁあっ」

「流架分かってる?お前のココからどんどん泡が溢れてきてるんだぜ……?」

「い、やぁあぁっっ」

指と肉壁を強く擦りあわされることで、ソープが泡立ち、まるで小さな穴から自分の意思で泡を溢れさせているような、そんな感じだった。

おれは自分の身体がおかしくなった錯覚に陥り、半狂乱で叫ぶ。

その泡が指を出し入れされるたびに奥へ奥へと侵入し、本当に穴の中まで洗われているようだった。

「ほら、流架。
泡がどんどん奥に入ってきれいになっていくぜ……?」

「あぅ!ぁあぁ……っ」

「それに……」

「ふっ、は……っ、ぁっ」

「痛みはもうねぇだろ?」

「ふぁ、ぁあっ!」

凛の言うとおり、痛みが徐々になくなる代わりに別の感覚が生まれてくる。