「ちょっ!光輝!!
お前、マジでっ……あっ!」


だんだん怒りがこみ上げてきて、本気で光輝を怒鳴りつけようとしたのに、
それより先に光輝の手がおれの中心を捉えてしまい、
おれはその先の言葉を失った。



「流架、あんなヤツより気持ちよくしてやるよ」




中心を包んでいた手が、ゆっくりと動き出し、おれを扱いてくる。





「やっ、やだっ!」



両足をばたつかせ、光輝の手から逃れようとするも、
次第に扱く手を早められると、徐々に体から力が抜け始め、
おれの体に変化が現われ始めた。




「やだ、とか言いながら、硬くなってきたけど……?」



わざとおれに確かめるように光輝が耳元で囁く。



その言葉で、改めて今ある状況を思い知らされたおれは、
顔を赤くしそれ以上何も言うことができなかった。




光輝の言うようにおれの中心は形を主張し、
硬さと大きさを増しているのが自分でもわかっていた。



やだ……。



いやだ、いやだ、いやだ!!



……そう思っても、心と体の反応は異なり、
光輝が与えてくる愛撫におれは感じてしまっていた。



「ほら、先走りも滲んできたぜ……?」



更に光輝はわざとおれに聞こえるように、淫靡な音を立てながら、
指の腹で先端からにじみ出る先走りを、擦り付けるように塗りこめてきた。