突起を舌で押しつぶされ、
転がされるとおれは感じたくないのに・・・・・・。



こんな声出したくないのに・・・・・・。



おれの心とは反対に体は熱を帯び、口から漏れるのは鼻にかかった甘い声だった。




「流架、気持ちいいのか……?」




おれのその反応に光輝は、さらに片方の手でおれのわき腹を撫で、
その手は徐々に下へとおり、ベルトを外しズボンのファスナーを下ろすとそのまま下着の中へ手を忍ばせてきた。



「や、やだっ!
誰かっ!たす――……っ!」




その先の行為を想像し、おれは脚をばたつかせ、
無駄とは解ってても助けを求めようと大きな声を出そうとしたけど・・・・・・



「流架、大声出していいのか?

隣で未有ちゃん寝ているんだろ?
こんなところ見られてもいいのか・・・・・・?」




光輝のその意地悪な囁きでそれ以上声を上げることが出来なかった。




つーか!




誰のせいでこんなことになってんだ!



ったく!


凛といい、光輝といいなんなんだ!




おれを何だと思ってんだよ!