光輝はそう叫ぶと、
おれをソファに押し倒しそのままおれの唇を塞いできた。



「!!??」



訳がわからず、目を見開いているとその唇はそっと離れていった。




「こ、うき・・・・・・?」



なんで?


なんで光輝が俺にキスするんだよ?


なんで、押し倒されてるんだよ?




やだ、やだっ!



状況を把握し、光輝から逃れようともがくが、
体系も体格もまったく違う相手におれの力はまったく歯が立たなかった。



「やだっ!やめろよっ!
なんでこんな急に・・・・・・っ!」



「急?

急なんかじゃねぇよ。
オレはずっと流架が好きだった。
ずっと流架を見てきた。
誰にも獲られないように、大事に大事に見守ってきた。

それなのに、突然現われたヤツなんかにお前を渡したくない」