「あらら。未有、もう寝ちゃったよ」



「よほど眠かったんだな」



「悪い、ちょっと寝かせてくるわ」




おれは、光輝にそう言って、未有を抱え上げて寝室へと運んだ。



服のままだけど、光輝もいるし、後で着替えさせればいいか。




布団に未有を寝かせ、静かに戸を閉めるとおれは再びリビングへ向かい、今度は光輝の隣に腰を下ろした。



「眠った?」



「うん。もうぐっすり。後で着替えさせないとな」



「そっか・・・・・・」



それから、しばらくリビングにはテレビの音しか流れなかった。





あれ・・・・・・?


なんで、光輝と一緒にいるのにこんな気まずい空気が流れているんだ?




なんか、話題とかないかなぁ?


とか思っていると、突如光輝がテレビの電源を落とした。




「光輝?いきなりどうしたんだ?」



「流架、あいつとはどうなってる?」



「へ?」