「あ~、うまかった!
流架、お前ほんと料理上手だな!」



食事を終え、片づけをしているとリビングのソファに座っていた光輝が
そんなことを言ってきた。



「まぁな~。
小さい頃からやってたら得意にもなるって」



「・・・・・・ほんと、お前を嫁に欲しいくらいだよ」



「ははっ、ばかじゃねぇの?
たく、光輝はしょうもねぇな。でも、ありがと」




ったく、男を嫁になんて、なに考えてんだよ。



ま、でもそれだけおれの料理を気に入ってくれたってことだよな!


よかった、よかった。




そして、おれは片づけを終わらせ、
未有と光輝の座っているソファに腰を下ろした。



隣に座る未有を見ると、未有は眠そうに目を擦り始めた。



「おにいちゃん、
みゆ、もうねむい・・・・・・」




そういうが早いが、未有はコテンと、おれのひざに頭を乗せてすやすやと眠り始めた。