第6話
終電が、終わった後のホームは、暗い。

「感ずかれるな!」「了解」「B班!まだか!」「はいっ、今停滞に…」「後、何分?」「5分です」

「早く来いっ!」「了解」おいつ、追われつ…そして、ホーム上で…感ずかれた!

「伏せろっ」佐久間を、誘導する。相手が、拳銃を抜いた。「拳銃持ってる」「了解」「どっちだ?」

「男です」「了解」「止まれ!拳銃を捨てろっ!」「…」「聞えるだろう!」と、怒鳴った。

逃げようとする。「止まれっ!」僕は、威嚇した。

真っ暗なホームで、向かい合い。目をそらさずに居た。”こいつ、誰だ?誰なんだ?落ち着いてる。
   

こっちの行動が、読まれてる。手馴れた、相手だ。プロか?しかし…似てる。

先輩に…そして、杏子さんに…。声を、出してくれ!そうすれば、解かるのに」相手のほうへ、

銃口を向けたまま、こう考えてた。目をそらしたら、逃げられる。

”こいつら、なんなんだ!今の声、龍二に似てる。まさか?でも、何故?俺らが、付けねらわれる?

それとも、チャイニーズマフィア?○○組?俺が…それとも、杏子が…、何故?”相手は、プロ並だ!
  

”二人では、逃げられない!杏子だけでも…”お互いが、見えない為銃口を、向け合ってた。
   

「流!B班到着した。何処だ?」「…」「流!」佐久間が「駅、ホームです。今。向かい合ってます。

拳銃所持したままです。」「了解」「流、聞えてるな?打つなよ」「…」そこへ、寝台特急が、入ってきた。
   

プアッーン!パパアッーン!”もう直で、ヘッドライトで、顔が拝める!”ガタガタガタ…プアッーン!
   

その時、一人の男が、闇から出て来た。そして…僕らへ銃口を向け、発砲した。ズドン、ズドン
   

その男は、両方を撃ち続けた。「流っ!」「…」「ちゃっ」「つっ!」こっちも、撃ち返した。
   

この間、数十秒。その間に、逃げられた。
   

”あの二人は、誰だったんだろう?そして、もう一人の男、何故?二人…それも、僕とあっちの奴を…”