第3話
「おいっ!こいつボコボコに、したれ〜っ!」「財布、もってねえなんて、10年はええんだよ」

「お兄さん、あかんがな、こないなことして」「おがんでも、あかんもんは、あかん」

こんな言葉が、毎日…。

「おい、おまえら何してる?」「やべえ〜」「逃げろっ。」「またんかい、こらっ!」

僕ら二人、捕まった。「年少おくりや、観念せえ。」「ふんっ!誰がや。」「強情やな〜。」
   



「杏子さん、次は…神戸、行ってみよ!あそこには、大きい墓地が、あるから…」「うんっ」

「後輩の親父が、あっちで刑事してるから、少し聞いてみるわ。」「神戸は、行った事ある?」

「うんんっ、無い。」「そうか、そうやな…日本初めてやもな。」「うん。」

「いいかげんに、喋らんか?どうせ、送りやど…。」「…」「おまえの名前は、あだなやろ!」

「ふんっ!」「本当の名前は?なんや?」「忘れたわ。」「こんがきがあ〜。警察なめとんかあ〜。」

胸倉を捕まれ、ボコボコに…。そこへ…「おいちゃん!今晩は?」「うんっ!おおぉ…お前は…」

この出逢いが、皆の運命を決めた出逢い…だった。