ハンソク★リレー the Last name(仮)

「あ、あのさ、しゅさいさ…」

「あのさ、しゅしゅ…」

くそ、肝心なときに!

自らの手で頬を叩く。

ペシン!

「あのさ、しゅさひさ・・・ってもう!」

股間の犬を取り外し、地面に叩きつけた。


ビターーン!


水風船のように割れて飛び散った。




「俺は…」




「俺は・レイコ先生が・好きだ!」



「しゅさいしゃ! 俺は・レイコ先生が・大好きだ!」




言えた…




今まで言えなかった言葉が…



言えた…



いや、しゅさいしゃ



これ、言いにくいよね?


や、


そっちもそうだけど


「なんでだ! なんでレイコ先生と俺をラブい方向に転がさなかった! おまえらラブいのが読みたくはなかったのか? 読んで! 書いて! ときめいて! そうだろ? なぁ

おまえら、そうなんだろ? ときめかないだろ?こんなカオスじゃ?

こんなカオスじゃ、ときめかないでしょうがッ! 

ときめかないでしょうがッ!」


おれは少しだけ自分に酔っていた。


あと2ページ。


おれは言いたかったことが言えたせいなのか


この時点で、すごく満足していた。


すごく、満足していた。