「昔、・・・逢ったことないですか?」 「や?ないなー。」 なんで逢ったはずのないエイジにそんなこと聞くん? 俺んことなんてちっとも覚えてへんくせに ・・・なんでやねん。 「じゃ、帰りますわ。あとは2人で仲良くやってーな」 エイジは余計なヒトコトを残して帰っていった。それも俺が困ること知ってて計画的に。 エイジのいなくなった部屋に、俺と心春の2人きり。そして嫌な沈黙が続く。