片付けをしていると急にリキがあたしの腕を掴んだ。 「ばあちゃん、心春貸りてくな。」 おばあちゃんが許可をするとあたしは慌てて部屋に戻り服の中に彼へのプレゼントを隠す。 リキは“はよ帰ってくるな”とおばあちゃんに伝えて、あたしをある場所に連れだした。 それは、あのモミの木の下。