「お、ばあち、ゃん・・・どうし、よ…」



受話器が思い切り床に叩きつけられる音と同時に、あたしの腰は冷たい床へと堕ちた。

全身の力がどこにあるのかわからない。

手も足も、動かせない。

言葉を繋ぐので精一杯だった。






「や、だ・・・やだ、よ・・・かえりたくな、い」








こんなことを言ったあたしをおばあちゃんは呆れるだろうか。

帰る気だった。

今まであたしが自分勝手に生きてきた償いをしなければいけないことだってわかってた。


でも、もうあたしを支えてくれる星がないんだ。