“悪魔”みたいだった。 廊下であたしを睨みつけていた美結ちゃんのあの顔つきは、小悪魔というより悪魔に見えた。 美結ちゃんは、何故あんな表情であたしを睨んだりしたんだろう。 あの時、初めて会ったのに。 あたし、なにかしたの……? 思い出すだけでもゾッとする。 あれからあたしは午後の授業に全く集中出来ずに、上の空だった。 急いでアパートに帰ったあたしは部屋に入るなりケータイに充電器を差しこんで電源を入れた。 親指でカチカチ操作して、昼休み前の授業中に着た千秋からのメールを開いて目を通す。