「先輩がいきなり体育館に入ってきたの見えてさ。ビックリ。でもね僕、先輩、告白するんだなって思ったんだよ」
マイク装着完了、なんて言いながらクスッと笑った。
「……告白、する」
迷いは微塵もなかった。
「先輩、お利口さんだ」
頭をポンポンと撫でてくる。
「そうそう。手持ちマイクは僕が全て隠したんだ」
「へっ?」
「もし先輩が今日告白するって予想して、マイク持って告白ってないだろう?カッコ悪いよ」
ジェスチャーつきで説明する。
「か……カッコ悪い?」
「うん。ましてや、マイクなしじゃみんなに聞こえないからね」
それってつまり……。
ピンマイクをつけさせたのはあたしの告白が体育館に居る全校生徒に聞こえるようにってこと?
そんな、大胆すぎるよぉ……。
「理解したみたいだね?せっかくの告白なんだ。みんなに聞かせてあげなよ?ねっ?」


