「オレはシイが好きだ」
「ん……」
「すげぇ好きだ」
「うん……」
「嫌いにはなってやんねぇ」
「ならなくていいよ」
「ずっと好きだ」
「うん」
「オレもシイだけは特別だ」
一気に話してゴツンとあたしのおでこに自分のおでこを合わせると、羽鳥はいつものようにイタズラっ子みたいに笑ってくれた。
その笑顔は夏の太陽なんかよりも100万倍眩しくて、嬉しくてあたしも釣られて笑った。
「シイ、お前寝癖ひでぇよ?」
「直らなかったんだもん!」
「はいはい」
「あ!なにそれ!」
「シイの膨れっ面」
「うるさい!」
どうしてか、この瞬間、あたしと羽鳥はほんとに特別だと思った。
恋にはならいけど友情よりも強いあたし達。
……ねえ、羽鳥。
そう思ってもいいよね?


