【続】俺様王子と秘密の時間



ちょっと悲しそうに言ったはーちゃんは口元で小さく笑った……。


だからはーちゃんは図書室で話していた時に、千秋の気持ちがわかるって言ったんだね。

いつまでも変われないあたしに強くなってほしかったから。



「あたし、もう遅いかもしれないけどこのままは嫌……」

「だったら王子にちゃんと言いなさいよ。もちろん羽鳥にもね?」


そう言われてあたしはまだ学校に来ていない羽鳥の席に目をやる。


今の気持ちをありのまま羽鳥に伝えたら、あたし達の“友達以上恋人未満”という近いようで遠い関係が崩れるかもしれない。



あたしは羽鳥との関係が壊れるのがずっと怖かった。

だからいつも向き合わなかった。


だけどハッキリ言わなきゃきっと伝わらないから、誤魔化さずに言おうとあたしは決心した。