【続】俺様王子と秘密の時間



雨なんて降りそうにないくらい夕陽は眩しかった。

もしかしたら、はーちゃんはあたしに勇気を持てって伝えたかったのかもしれない。

あたしは色々なことを考えて思ったことがある。

やっと見つけた答えを告げるべき人がいる。



羽鳥はいつもあたしに優しさをくれた。

羽鳥はいつもあたしに笑顔をくれた。

羽鳥のそばに居るとまるで夕焼けに包まれているみたいに安心して、羽鳥の隣は居心地がよかった。




もう迷わないと強く思いながら、優しさにも似た夕焼けの中を歩いてざわつく正門を出た。



「シイ」


ピタリと足を止めた。