【続】俺様王子と秘密の時間



「写真に撮ったから」

「い、今の?」

「そうだよ。先輩が囲まれてるところも頭を抑えつけられてる惨めなところもバッチリだ」


さらっと口にする涼くん。



「まさか記事にするつもり?」

「そんなことしないさ。これは証拠だよ」


カメラを持ってニカッと笑った。

証拠……?



「どういうこと?」


涼くんは理解出来ないあたしに説明してくれた。



「あの女達さ、もし先輩が王子に告白して、王子が受け入れても、私達は認めるとかそんな約束してなぁい、とか言いそうなタイプだろ?」


可愛らしい顔をしてみせる。

ソレに釣り合わないくらいの蛇のピアスがゆらゆら揺れた。