授業中も女の子達の痛い視線を浴びているような感覚がした。
もうすぐで今日の授業が終わる。
「……村」
千秋はどうして直接あたしを呼び出したの?
指定した場所は、禁断の部屋だ。
チラリと前の席の羽鳥を見ると、背中が怒っているようだった。
「川村椎菜!!」
「は、はぃいいい……!」
ビクッと肩が跳ねて勢いよく椅子から立ち上がると、鬼の形相をした西山先生が居た。
ひぇえええええええ!
「今朝も遅刻しておいて、たるんでるぞ!高校3年にもなって、受験生という自覚を持て!」
お決まりの説教を言って黒板へと戻った。
西山先生、あたしは今、受験よりも大きな問題が山積みなんです。
学校では教えてくれない問題に頭を抱えてるんだ。


