暗がりの視聴覚室であたしは触れ合いながら千秋の体温を感じた。


甘い痺れに翻弄されて、

キスに夢中になっていた。


だからあたしは、まさか誰かが見ていたなんて知るハズもなかったんだ。


あたしはやっぱり、とことんツイてない。