【続】俺様王子と秘密の時間



「い゙やぁあああああー!!」


スライダーをおりたあたしはまたもやプールにドボンッ……。

千秋はあたしを見てクスッて笑うんだ。


拗ねるあたしの肩を引き寄せ…



「さっきの続きはベットの中でな?」


甘い笑顔に魅せられて胸がキュッと疼く。

やっぱりズルいよ……。



「夜中、オレの部屋においで?」


あたしの髪の毛を絡めとって唇に持っていく仕草は、まるでキスをしているみたいで……。

千秋が極上スマイルを浮かべるから、あたしは小さく頷いた……。



「あ、でも夜は羽鳥達と…」


ゲームしよって約束がある。



「羽鳥達と、なに?」


顔を傾けて挑戦的な笑みを返してくる。

千秋はちょっとだけ眉を寄せる。


……そして。



「んっ」


あたしの頭の後ろに千秋の手が回って、唇がそっと触れ合う。



一緒に過ごす夜は二人の内緒事。

ちょっぴり期待しちゃうよ……。