海のように広いメインプール。
ガラス張りの天井にヤシの木が生い茂っている常夏の楽園。
本来の目的なんて忘れちゃう程。
「すげーーっ♪」
「やべぇー、広すぎだろ」
水着に着替えた羽鳥とコウちゃんはメインプールの広さに、小さい子みたいにはしゃいでいる。
そして2種類のウォータースライダーや流れるプール、決まった時間に大きな波が来たりする。
あたし達はまず最初にメインプールで遊ぶことにした。
「はーちゃん……スタイルいい」
「えっ、なによ急に」
プールに入る寸前、あたしはつい口走っていた。
だってはーちゃんは黒いビキニを着ているんだけど、細長い手足に引き締まったウエストが目立つ。
「水着似合う!いいなぁ。はーちゃんはナイスバディで」
「ジロジロ見ないでよっ」
「シイのエッチ〜」
「なっ!」
コウちゃんがちゃかしてきた。


