【続】俺様王子と秘密の時間



確かに付き合ってないわよ。

だからって酷すぎる!

これじゃあ笑い者だよ。



「それに、エサって……あたしは動物じゃないんだからね!人間なんだからぁ!」


制服のスカートを握りこんでわめくあたしを、涼くんはクククと面白そうに見てくる。

黙ってれば可愛い顔してるのに、こういうことをするからタチが悪い。



「しかも、あんなヘンテコな写真まで……」

「あー、アレね?僕的には結構、ベストショット。ま、盗撮なんだけど」


……プライバシーの侵害だ。

酷いよ!酷いよ!

どうしてくれるのよ!

恥かいちゃったじゃん!



「意地悪なんかじゃないよ?」

「へっ?」