愛桜の中に 俺は これっぽっちも 居ないかもしれない。 俺は、 それでも良いんだ。 もう一度― あの 笑顔が見たいだけ。 たった それだけ…―― 愛桜…― 俺は、 お前のためなら なんだってするよ… お前が もう一度、 俺に笑ってくれるなら 何も要らない。 お前の笑顔が 俺を救ってくれた― 覚えてる…?? 小学6年生の、 ――冬のこと…