「遅かったな」
「そう?」
そう言うと理紗はキッチンへ行った。
理紗もコーヒーを作っているみたいだ。
理紗が向かいの椅子に座る。
理紗の持って来たカップの中に入っているのは・・・・・・
コーヒーなのか?
色はどっちかというと白色に近い。
理紗はその白い液体をコーヒーと言い張る。
「これのどこがコーヒーなんだ?」
良くてコーヒー牛乳だろ。
「私がコーヒーと思えばこれはコーヒーになりますが?
てゆーか、龍生のは黒すぎるんだよ。
牛乳入れてんの?」
オレのコーヒーは理紗のと比べて真っ黒。
甘党のオレだけどコーヒーはそのままの味を味わいたいからあえて何も入れていない。
「ぎゅ、牛乳っ!?
入れねーよ、お前のそれはコーヒーとは呼べねー。
コーヒー牛乳だな」
「上田ちゃん特製コーヒーをバカにすんな!」
「だったらオレのこれ飲んでみろよ」
オレは自分のコーヒーを理紗の前に置く。
「じゃあ、私のも飲みなよ!」
オレの前にもカップが置かれる。
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