「話終わったようだな」
くっそ〜
まださっきの動機がおさまらねぇ。
「で、どうすんの?」
女は何かを考えている。
「あんたここ以外に住む場所はないの?」
急にこんな事を聞いてきた。
「ないな。
オレ家飛び出してきたし」
あの家に戻るなんてありえない。
戻ったとしてもあの家にオレの居場所なんてないのだから。
「え!?
それって家出じゃん」
「まぁ、そういう事だな」
少し違うけど話す事でもないしな。
女は何やら荷物をまとめ始めた。
「おっ、出ていってくれんのか(笑゙」
オレはおもしろがって言った。
だってあんなにぐだぐだ文句言ってたから出て行くはずがないと心の何処かで思っていたからだ。
「うん、そうだよ。」
は?
「えっ!?マジで?」
まさかそんなちっこい鞄で出ていく気かよ。
「マジで。
私必要な物はこの鞄に詰め込んだから」
女はそう言ってパンパンっと鞄を軽く叩いた。
「私の荷物捨てちゃって。
じゃ、そういう事で。
もう会わないと思うよ」
そう言って女は部屋から出て行った。
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