♀理紗♀
リビングに入るとあの男がいた。
わ 忘れてたぁぁぁぁ
そうそうそうそうッ
「これからどうする?」
「どうするってオレが先にこの部屋入ったんだし。
お前が出て行けよ。」
えぇぇぇぇッ!?
「ちょっとちょっと!!
私このマンションからでないと学校行けないんですけどぉぉぉッ!」
「それはオレも同じだし」
プルルッ プルルッ
私の携帯がなりだした。
誰?
こんな忙しい時に
ディスプレイを見ると『お母さん』という文字が出ていた。
「はい」
「理紗ちゃーん、ママよママ」
ハイテンションな声でお母さんは話す。
「お母さん話したい事があるんだけど」
「あら、奇遇ね。
ママも話したい事があるのよ。
ママとパパアメリカに住む事になったから☆」
はぁぁぁぁぁ!?
「ちょっちょっとどういう事よ!」
「急にパパの転勤が決まったのよ。
アメリカにね☆
家も買ったし」
家を買った?
聞き間違い聞き間違い!
「なっ、何を買ったって?」
私は恐る恐る聞いてみる。
.


