私はプンプン怒りながら、誰よりも先に帰りのバスへ戻った

「はぁ」

なぜだかため息がでる
「あいつ何考えてんだろ」

私の中にみつくんと別れるなんて選択肢はなかった…

続々と皆がバスへ戻ってくる。

(みつくんどうしたかなぁ…)



バスが出発する、ギリギリになっても戻ってこない…

結局、みつくんが戻ってこないままバスは動き始めた。

どうしたんだろう…

先生が話はじめた。

彼は、バスへ戻る途中ヘルニアのせいで歩けなくなってしまったところを病院へ運ばれ、皆とは別に帰ってくることに…

ショックだった


(私のせいだ…私が…)みつくんごめんね(涙)
心の中で叫んでいた


この先どうしたらいいのだろう…

このまま終わっちゃうのかな…

あって謝りたいのに…

いろんな思いが、心をぐしゃぐしゃにしていた

まだ、15歳の私にこの先どうしたらいいかなんて、検討もつかなかったんだ…