周囲でオロオロと見ていた羽鳥さんと綾瀬川さんがどうにか宥めるも
「今度は皮膚の治療になります。
今飲んでいる薬でも十分に効果はあるのですが、やっぱり今まで体内で溜まった薬の量がハンパじゃないので時間がかなりかかります。塗り薬にすると皮膚がまだ耐える鼓都が出来ないので、スプレータイプにしてみました」
植物に霧吹きする為に使っていたスプレービンだが、その中に茶色く濁った液体がタポンと揺れた。
「それは?」
怪しげな物を見る三人の視線に
「レシピは蒼河の秘儀なので秘密です。
効能は保湿と殺菌。後は皮膚の回復力です」
言っていまだ手と足を隠す服を着る鼓都さんのむき出しの数少ない肌の部分へとシュッと一振りする。
細く長い首へと吹き付ければ、予想通りの
「く、臭いですうううっ!!!」
鼻を抓むお嬢様の顔面へともう一度シュッ・・・
治療なので止めようもない執事と元執事は本当にうろたえてしまい
「臭くても我慢です。全身に吹きかけたいのでその服を脱いでください」
初日はともかく人に肌を見せるには抵抗があるようで顔を真っ赤にして睨みつけるも、すぐに背中を向けた。
「綾瀬川と羽鳥は別室に行っててください」
「いや、ここ居間だから。お客が来るかもしれないから俺達が別室に移ろう」
「・・・分りました」
しぶしぶと言うように客間へと移り、カーテンを締め切って灯りをつけた。
「今度は皮膚の治療になります。
今飲んでいる薬でも十分に効果はあるのですが、やっぱり今まで体内で溜まった薬の量がハンパじゃないので時間がかなりかかります。塗り薬にすると皮膚がまだ耐える鼓都が出来ないので、スプレータイプにしてみました」
植物に霧吹きする為に使っていたスプレービンだが、その中に茶色く濁った液体がタポンと揺れた。
「それは?」
怪しげな物を見る三人の視線に
「レシピは蒼河の秘儀なので秘密です。
効能は保湿と殺菌。後は皮膚の回復力です」
言っていまだ手と足を隠す服を着る鼓都さんのむき出しの数少ない肌の部分へとシュッと一振りする。
細く長い首へと吹き付ければ、予想通りの
「く、臭いですうううっ!!!」
鼻を抓むお嬢様の顔面へともう一度シュッ・・・
治療なので止めようもない執事と元執事は本当にうろたえてしまい
「臭くても我慢です。全身に吹きかけたいのでその服を脱いでください」
初日はともかく人に肌を見せるには抵抗があるようで顔を真っ赤にして睨みつけるも、すぐに背中を向けた。
「綾瀬川と羽鳥は別室に行っててください」
「いや、ここ居間だから。お客が来るかもしれないから俺達が別室に移ろう」
「・・・分りました」
しぶしぶと言うように客間へと移り、カーテンを締め切って灯りをつけた。



