「はいはぁーい、出てきますよ」


早く…


「また来るね~」


「来ないでね~」


作り笑顔をして
私の罪を隠した


今野はあっとゆうまに視界から消える


――ドサッ


椅子ではなく、床に腰が抜けたかの様にしゃがみこむ


「はぁ…」


深いため息


私はどうかしてしまった
あの日から