私は先生

渡辺先生はフイっとドアの方を向き

カツンカツンと保健室から出ていく


「うざ…!なんなのよあのババァは!!」


握っていたボールペンがキシキシいう


「チカ…ちやん?」


私ははっとした。
そうだ今野が今いたんだ


「渡辺となんかあった…けい?」


「えっ…ま、まぁね」


目をそらした