そんなわけで二学期スタート!
始まってほしくなかった。
別に喋ろうと思えば喋りにいける。
相手も嫌ってないだろうし、こっちもきらってないし

廊下で2人と別れた。
一人で左に進むのには勇気がいる。
毎日、こんな日々がまた続くのだろうか・・・


席に着いた。
すると後ろの席のチカちゃんが喋りかけてきた。
「宿題の自習どのへんまでやった~?」

川樹 智嘉 通称チカちゃん。

とてもかわいい女の子。
女子の輪の中にはいつも欠かせないムードメーカー的存在。
誰にでも気軽に喋りかけれるチカちゃんはすごいと思うよ。

「自習?ノート半分ぐらいかな?」
「えぇ!チカ、ほとんどやってきてなかったよ~・・・」

「いいって~やってきたんだから~」
「そそそ・・・そうだよね!」

明るくポジティブなチカちゃんに今日は助けられたって言っても間違いじゃない。
チカちゃんについていったら、女子の輪に入れた。
本当に入ってみたかった女子の会話の中。
しかもたくさんの女子の中にいる。
マナや桜とか言う特定の友達じゃなく、みんなの中に・・・

こんな日、これからもずっと続くのかな?