「黒蠡浸様がおみえになっておられる、先代の御孫だ!!尊敬をもって接するように!!」
「「「「「「「「はっ!!」」」」」」」」
「よろしくお願いします」
「では、黒蠡浸様はこちらへ」
「あ、はい。」
セバスに誘導されて奥にあるいかにもトップの席ですって感じの椅子に座らされる
「恥ずかし…;;;」
皆が自分を見るので緊張で汗が吹き出した
「ちっ、何だよ。キメぇガキだな…
………紅炎弾(プロミネッション)」
ピシュン!!
そんな音がして何か赤いものが此方に飛んでくる
「束縛鑞(レストライントワックス)」
ジュキンッ!!!!
このままじゃ当たる、と思った瞬間横から声がしてその飛んできていた物は爆発した
ふと、横を見ると…
「あの時の…、」
そう、契約を交わした時のあの美しい銀の長髪の人…
「おい…アナァスタ…、何をしているんだぁ?」
「ちっ、何だよ」
「黒蠡浸様に対して何をしているんだっ?」
「紅炎弾は人に危害は加えねぇよ!!バーカ!!」
「危害を加えなければ何をしてもいいと言うのか?」
「クソクソ!!気に入らねんだよ、そのブスが」
「お前こそ、他人にそんな事を言う前に鏡を見てこい…、」
「ティレスタァッ!!テメェッ!!」
「…例え如何なる理由があっても黒蠡浸様に対して無礼を働くと我々、蒼漆黒舞会(ソウシツコクブカイ)は貴様等に処罰を下す…他の皆も解ったか?」
「「「「「「「「はっ!!」」」」」」」」
ちょっと、空気重……しかも、アナスタって子すごく私のこと嫌ってるし…
「何か、ごめんなさい…私がアナスタさんの気分を害してしまったみたいで…」
「な!!何をおっしゃいますか、黒蠡浸様は何も悪いことは御座いません!!」
「はぁ…;;」
「おーい、セバスぅ〜」


