BLACK×WHITE.




コツーン、コツーン、コツーン…


大理石とやらで造られた階段を10段程降りると、とってもお洒落なエレベーターがあった。



「さぁ、お乗りください」

セバスに促されて足を踏み入れる、次にミミラル、セバスと続いて入る


そして、この階の表示に目をやる

「えっ、13階!?ここ13階なんですか!?」

「はい、13階で御座います。」

「ヤー♪高い?」

「うん。私、平屋にしか住んだことない…」

「ヤー♪でも、ここ地上から13階ってワケじゃないから実際もっと高いよ〜♪」

「は?」

「作用で御座います、ここは天空階歴での13階にあたるのです。実際地上から数えるとどれ程でしょうか?数えた事がゴザイマセンノデ、解りかねます。」

「えぇ〜…;;何でもアリなんですか、こっちの世界とやらは。」





チン♪





気持ちのよいベルの音が鳴り響き、扉が開く



「53階、到着で御座います。」



降りてみると、真っ赤な絨毯の先に巨大な扉が聳え立っていた。

「でかぁ〜……どうやって開けるんですか?」

「ヤー♪闍朗(ジャロウ)と金亂(コンロン)が開けてくれるよ〜」

「なに、それ…」



ゴォォン!!!ゴォォン!!!!

大きな音と共に床が揺れる、とっさに揺れに倒れそうになる身体をセバスが支えてくれた

ミミラルは平然と立っている…


「きゃあっ!地震!?でも、ここ地上じゃないし…何なの!?」

「闍朗と金亂に御座います。」

「はぁ!?」