「なめやがって」



俺ははき捨てた。



なんだってんだよ。父親だからって、働いてるわけじゃねぇんだ。



妻が死に、雪を一人にしないために仕事を減らし、そしたら会社をクビになり、これでも支援出来ねぇってのか、国は。



「出来るだけなんとかしてみるが、期待はしないでくれ?」



「よろしくたのむ」