ふっと、俺は目をさました。 涙でぐっしよりと濡れた履歴書が前にあった。 冷蔵庫の上の時計を見ると、ちょうど午前3時をまわったところだった。 俺はすぐに起き上がり、雪の寝ている隣の部屋に入った。 雪は相変わらず、可愛らしい寝顔をうかべて眠っている。 ふぅっと、息を撫で下ろした。 そして、俺は雪に近づくと、少し乱れた布団をかけ直した。