「 由愛は呪われたいの? 」

止めてもやめない由愛に、
祐は少しキレ気味で言った。
だが由愛は全く無視して書き続けてゆく。
――なんか不気味……。

「 嘘なんでしょ?だったら良いじゃん。さっきと言ってること違うよ~、祐ってば。 」

にんまりと笑う由愛。
ゾクゾクッと
鳥肌がたつ。
由愛なのに由愛じゃない気がする。
どうしてだろう。

「 でも…さ、本当かもじゃん! 」
「 あ、こんな時間。あたし帰るね 」

そそくさとノートと筆箱を鞄に詰める。
鞄に詰めた後、勢い良く立ち上がりこの部屋を出て行く由愛。
追いかける気力も無くペタンと座り込みホームページをひたすら見つめるだけだった。
ポツンと1人残された祐は、ゾクッと背筋が凍った様に固まった。